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2009/07/03(金)に「時効特例給付支払決定通知書が到着!」という記事を書いた。

要約すると、「過去5年を超える年金支払いミスを支払う決定通知が来たけれども、
いつ振り込まれるか書いてなくて残念」って事。

その後、特に連絡はなかったけれども、ひっそり銀行に振り込まれていたようだった。
年金時効特例給付支払の振り込み時期
(クリックで拡大します)

6月15日が、過去5年以内の支払いミス分+通常の年金額の振り込みと思われる。
7月15日が、過去5年を超える支払いミス分と思われる。

通帳見る限り「国民厚生年金」としか書かれていないので、「思われる」としか言いようがない
のですが、時効特例給付支払決定通知書に書かれていた金額と7月15日の振り込み金額が
ぴったり一緒だったので間違いないと思います。

6月30日日付の時効特例給付支払決定通知書が7月15日に振り込まれていたのは
かなり優秀だなぁ、と感心しましたが、やっぱりわかりにくい。

年金って2か月に一回、振り込まれるのですが、振り込まれる年金の額が月によって
かなり上下するので6月15日の金額が正しいのか、まだ確かめる事ができてない。

また、8月15日以降の年金額が、記録ミスを修正した金額になっているのかも、
確かめる事がまだできていない。

FPなのにだらしないなぁ、と思われてしまうかもしれないが、年金の年額は計算できる。
ただ、隔月の振込額がいくらになるべきかは、まだ計算方法が分からない。

税金と社会保険料が関係して上下しているのだと思うけど、国民年金と厚生年金が一緒くた
で振り込まれるし、厚生年金も「国が預かってた金額は情報として出せるけど、
企業が代行した部分は企業に聞いてください」ってスタンスで各種書類が書かれているから、
とても計算しにくいんだよね。

実は自分自身の年金記録が間違ってる疑惑があり、そっちも調査しようと
思っているのだけれども、なかなか、そこまでいかない。

私の中では、年金不払い問題、まだまだ解決まで遠い。
年金の記事を書いていて思いだしたのはFPを勉強する前は、
1号とか2号とか3号と言われても、何の事かさっぱりわかっていなかった頃の事。

年代によっては、鉄人28号を思い出すかもしれないし、仮面ライダーなのかもしれないし、
ドラゴンボールの人造人間なのかもしれないけど、とにかく、何号とか言われると、
自分が囚人番号で呼ばれたような気になり、何か嫌な気分でそれだけで拒否反応が出ていた。

なんでこんな事を書いてるかというと、実は先日ねんきんダイヤルに電話した際に
私は「サラリーマンの妻」って表現で質問したのだけれども、お姉さんに
「サラリーマンの妻と言う事は、3号ですよね?」なんて、逆に確認された事を思いだしたから。

FP勉強前の私だったら、あの確認を求められた時点で挫折してたかなぁっと思う。

ところが、FP勉強後には、あれほどあった違和感は消えていて、普通に「はい、3号です」
と答えていたし、自分でブログ書いた時も一言で「3号」と書けるのが便利に感じていたから。

ただ、FP勉強前の自分が持っていたような拒否反応を感じる人は必ずいると思うので、
軽々しく専門用語を使ってはいけないし、お客さんの知識レベルに合わせて使う単語を
選ぶ必要があるのだなぁ、っと認識を新たにした。

FPの言ってる事がわからなかった場合、「3号って何ですか?」って質問してくれるなら
良いのだけれども、わかっているフリをしちゃうお客さんや、単語の意味を誤解している
お客さんもいるので、かなり難しい問題だと思う。顔色を読む事が下手な僕には厳しい。

PS
先日から何度か記事にしている「年金加入記録が見つかる事により、年金の返納が
求められていたケース」、社会保険庁のWebサイトで正式発表されていました。
新聞報道が2009年08月08日だったから2週間くらいかかった事になりますね。

第3号被保険者期間と重複する厚生年金等の加入期間が裁定後に判明した場合の取扱いが変更になりました。(8月21日)

どうでしょう?

専門用語が多く感じますが、このブログに書いた一連の記事を読んでくださった一般の方が、
正式発表資料を見て「なるほど、なんとなくわかった」と思ってくださったら嬉しいけれども、
自分の文章ははたしてそこまで達しているだろうか?

精進精進。
自分自身が3号被保険者だと思っていたら、届け出をしていなかったために
無年金になってしまったケース、もう一度整理してみる。

  1号 自営業者等
  2号 会社員等
  3号 会社員の配偶者等

3号でなくなるのはどういうパターンか?
「自分自身が会社務めを再開すると、3号から2号になる。」これは比較的わかりやすい。

でも、実は配偶者が会社員を辞めた時も3号から1号になるのだ。

配偶者(2号)  → 会社を辞めた配偶者(1号)
自分(3号)   → 自分(1号)

仮に配偶者が転職をした際、一ヶ月間期間が空いたとすると、

配偶者(2号)  → 会社を辞めた配偶者(1号) → 転職先の配偶者(2号)
自分(3号)    → 自分(1号)           → 自分(3号)

になるわけだ。ところが、これも届け出をしてなかったら、自分は3号のままのつもりでも

配偶者(2号)  → 会社を辞めた配偶者(1号) → 転職先の配偶者(2号)
自分(3号)    → 自分(1号)           → 自分(無年金)

になってしまう。

厚生労働省の「第三号被保険者の届け出特例について」の資料を見て気づいたのだけれども、
こっちの例は、ホント本人の責任とは言い難いなと思う。

自分が会社務めを再会した場合だったら、会社から年金制度について説明があるかもしれないけど
「旦那さんが転職をして期間が空いたら、届け出をしなきゃいけませんよ」なんて、
誰も教えてくれなかっただろうし。

これを考えると、
「専業主婦だったけれども、旦那さんの年金記録が見つかる事によって年金の返納を
求められたケース」なんて事もあったのかもしれない。

救済されて良かったと本当に思う。
ブログを書く時はなるべく参照した資料も紹介するように心がけているのだけれども、
報道発表と違って、歴史や経緯ってどれを資料とするか迷う時が多い。

年金の場合は、社会保険庁で公開されている社会保険大学校の研修で使用しているテキストが、
とてもわかりやすかったので、参考にしたけれども、もっと良い資料がないか迷うところ。

国民年金の歴史は、「国民年金のあらまし」の「第1節 目的(PDF 512kb)」に
わかりやすい年表がある。

昭和61年 ●基礎年金制度の導入
 これによって、
  1号 自営業者等
  2号 会社員等
  3号 会社員の配偶者等
 の区分けができた。
 ところが、この時点では3号になるためには届け出が必要で、
 届け出をしなかったために年金がもらえない、年金が少なくなる人がでた。

 そのため、それを救済する目的で下記の特例ができた。

平成7年 第3号被保険者の届け出の特例(平成7年4月1日~平成9年3月31日)

 平成7年4月1日~平成9年3月31日の間に届け出すれば、過去の分もさかのぼって、
 年金加入期間として認めますよ~。平成9年3月31日を過ぎたら、過去2年分しか
 認めてあげませんよ~。

 ところが、平成9年3月31日をすぎても、相変わらず届け出をしなかった事によって、
 年金がもらえない、年金が少なくなる人はまだいた。

 そのため、それを救済する目的で下記の特例ができた。

平成17年 第3号被保険者の届け出の特例

 これで、期間を限定せずに、やむを得ない事情があれば過去の分もさかのぼって
 年金加入期間として認めますよ~。
 良かった良かった。

と・こ・ろ・が、年金を既に貰い始めている人への配慮がなかったんですね。

今日、届け出を出したら翌月以降の年金には反映してあげるけど、
過去10年間、少ない年金をもらっていたとしても過去分はお支払いしません。

これが、「年金記録が見つかった事により年金額の返還を求められたケース」の原因です。


(1)今までの加入記録
 会社務め(2号) → 結婚後会社退職して届け出(3号)
 [厚生年金期間]   [国民年金期間]

だっと思っていたら、厚生年金の記録が見つかる事によって

(2)本当の加入記録
 会社務め(2号) → 結婚後会社退職して届け出(3号) → 会社務め(2号) → 退職後無届
 [厚生年金期間]  [国民年金期間]             [厚生年金期間]   [無年金]

だった事がわかった。届け出をだせば、下記のように認めてあげる。

(3)修正した加入記録
 会社務め(2号) → 結婚後会社退職して届け出(3号) → 会社務め(2号) → 退職後届け出(3号)
 [厚生年金期間]   [国民年金期間]             [厚生年金期間]   [国民年金]

ただし、既に年金を貰いはじめている人は、過去の分を返してください。
あなたの本当の加入記録は(2)で、(1)より少なかったのです。
特例でこれ以降は(3)として認めてあげるけど、過去分はダメです。

10年年金を貰っていたとしたら、
 { (1)の年金額 - (2)の年金額 } x 10年分 を返してください。

と言われていたのが、今回救済されたと。

既に年金を貰っているか、いないかの違いだけで、こんな差がでるのは
確かに納得がいかなかったのではないでしょうか。
なぜ、この件にこだわっているかというと、

「年金の記録を確認したいけど、確認したために年金額が減ったと言う話を聞いた事があるので迷っている」

なんて質問を受けた事があるから。

結論を書くと、
 ・まだ年金を貰っていない人には関係ありません。記録が見つかれば年金が増える可能性があります。
 ・既に年金を貰っている人も今回で救済されました。記録が見つかれば年金が増える可能性があります。

なので、年金記録を確認したいけど躊躇していた方がおられましたら、どんどん確認をした方が良いです。

これ以降の話はFP向け、もしくは年金マニア向けになります。

キーワードは「第3号被保険者の届出の特例」。

年金制度改正ってホントにツギハギだらけでわかりにくいのですが、歴史をたどっていくと、
「なるほど!」と思う事が多々あります。
ただ、一次資料を確認していかないと、誤解や間違いの原因になるので要注意。

そうそう、最初に引用して、私が意味がわからないと書いた日経の記事は、
わかっている人が読めば、かなりシンプルにまとめている良い文章なのかな、と思いなおしました。

NIKKEI.NETより引用
・・・
 女性がサラリーマンの夫に扶養される「第3号被保険者」として国民年金に加入していた間に、
一時的に入った会社を辞めて専業主婦に戻る場合、第3号被保険者の届け出をしなければ、
未加入扱いとなる。特例で事後に届け出もできるが、年金の受給額に反映されるのは届け出後。
それまでに受け取った年金の返還を社保庁が求める例があった。
・・・
</NIKKEI.NETより引用>

これを長文でやさしく解説する事に挑戦してみる。
以下次号に続くかも。
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