システムエンジニアからファイナンシャルプランナーへの転身を模索する人が書くブログです。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
<2月24日日経の朝刊より引用>
年金給付 2割目減り ~30年後 厚労省 試算~
・・・
年金財政の悪化を受けて、現役世代の収入に対して
どの程度の年金を貰えるかを示す割合(所得代替率)
を段階的に引き下げる事を想定。
最も基本的なケースでは、2009年度の62.3%から
2038年度では50.1%に低下し、約20%目減りすると試算した。
</2月24日日経の朝刊より引用>


これ、記事だと「2割も減る!大変だ!」ってタイトルに見えますが、
厚生労働省的には
「目標達成やったぜベイビー(^^)b」な発表なんですよ。

<厚生労働省の言いたかった事>
2009年現在、現役世代の平均手取り収入が30万円だとすると、
割合的に
 30万円x62.3% = 18.69万円 年金が貰えてます。

色々とシュミレーションすると
2038年(30年後)に現役世代の平均手取り収入が30万円だとすると、
割合的に
 30万円x50.1% = 15.03万円 年金が貰えるはずです。

だから、5年前の選挙で与党が使ったスローガン
「100年安心年金! 今後100年間は現役世代の5割の年金を保障します!」
を守れますよ、やったね!
</厚生労働省の言いたかった事>

で、色々とシュミレーションってのが8パターンやったらしいのですが、
23日発表の情報なので、まだWebサイトにアップされていないのですが、
前提とされた数字達に結構無理があります。
名目運用利回り「4.7%」とか名目賃金上昇率「2.5%」とか。

私がFPとしてライフプラン作る際、運用利回りは良くて2%、通常1%。
賃金上昇率も良くて1%、通常0%くらいで試算してますが、皆さん、どんなもんでしょ?

日経の記事を再び引用すれば、
「前提条件をやり繰りして所得代替率が2105年まで50%を
下回らない姿を大まじめに出してきた。
金融大混乱のさなかに、誰がまじめに取り合うだろうか。」
と、手厳しい意見。

まぁ、百年安心年金のために作った数字を発表せざるを得なかった
厚生労働省の人も辛かっただろうなぁ、とは思うけど、建前的には
「この前提は政府・日銀の経済・物価見通しや経済学者ら専門家の議論に
基づいたもの」であるそうです。

そんな事を真面目に言う人いるわけないですよね~、またまた御冗談を~って、
はっ、もしや、この時に言わせたっ!?
お酒と一緒に飲んだ薬は厚生労働省が提供した物!?

冗談さておき、ここから下はFP、しかもマニアなFP向けの話題。

シュミレーションでは、
2015年~2039年度の実質経済成長率を平均 0.8%と前提
したそうなのですが、

実質経済成長率
実質経済成長率(%)
 = (今年の実質GDP - 去年の実質GDP ) ÷ 去年の実質GDP × 100

あれ?これって、2月16日に内閣府が発表した例の日本経済終わってる統計?

CNNより引用
内閣府は16日、2008年10─12月の国内総生産(GDP)速報を
発表し、実質GDPが年率換算で前期比12.7%減となったことを
明らかにした。
</CNNより引用>

12.7%減って発表あったのに0.8%増の前提しちゃってるの?と勘違いしてしまったのですが、
恥ずかしながら「年率換算で前期比」の意味を取り違えていたのでちょっとメモ書きにまとめました。

GDP速報値から求める実質経済成長率

って事で、実質経済成長率はたぶん、-0.7%くらいと予想されます。

何にしても30年後ってちょうど、私が年金をもらい始める時期ですが、
今の制度のままだったら2割減額だけで済むはずがないって事は良くわかりました。

継続してウォッチしていきたいです。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://helpfp.blog121.fc2.com/tb.php/92-a82f8b9f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。